ティートゥリー
学名Melaleuca alternifolia
科名フトモモ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位
比重0.885〜0.899
・オーストラリアの東海岸にある「バンガワルバン谷」と呼ばれる
 湿地帯が原産地です。採集狩猟民族だったアボリジニたちは、
 ティートゥリーが自生するラグーンに集まり、ティートゥリーの成分が
 溶け出た水に浸かり、狩猟による疲れを休め、あるいは、
 傷ついた身体を浸し癒やしたそうです。
・オーストラリアのティートゥリーの精油には、含有成分に
 テルピネン−4−オールが30%以上、1.8シネオールが15%以下
 という規格を設けているそうです。
主要含有成分表
モノテルペン炭化水素類・γ-テルピネン 15-25%
・α-テルピネン 5-15%
・テルピノレン、p-サイメン、α-ピネン
モノテルペンアルコール類・テルピネン-4-オール 35-45%
・α-テルピネオール
酸化物類・1.8シネオール 
・強力な殺菌作用と同時に、皮膚や細胞組織に対する刺激が少ないという、
 消毒剤に最適な条件を備えていることから「天然の消毒薬」と親しまれています。
・殆どの精油は、原液を直接皮膚に塗布することはしませんが、
 このティートゥリー精油は、皮膚への刺激が少ないため直接塗布
 することが出来ます。
・しかし、3才未満の乳幼児や敏感肌には10%以下に希釈することを
 お勧め致します。
  ・使用法、使用量の目安に準ずれば禁忌はありません。
・フレッシュでスパイシーな香りがします。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
モノテルペン炭化水素類 ・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用

・γ-テルピネン、α-テルピネン
  (神経強壮作用、鬱滞除去作用)
・p-サイメン
   (鎮痛作用)
・α-ピネン
   (強壮作用)   

モノテルペンアルコール類 ・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・テルピネン-4-オール
  (副交感神経強壮作用、鎮痛作用、鎮静作用、
   抗炎症作用、免疫調整作用)
・α-テルピネオール
  (神経強壮作用、誘眠作用、抗炎症作用
  収れん作用)   

酸化物類 ・去痰作用 3+
・抗カタル作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・免疫調整作用 3+
・抗菌作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・1.8シネオール
  (免疫調整作用、抗炎症作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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